しろくまくんどこへ( ´∀`)

白くまくんどこへ( ´∀`)
 
0
 
 今年の夏は例年に比べ、殊更暑かったが、その暑さは、未だに後を引いている。。所謂、残暑というものだ。。
このような暑いときに、気をつけねばならないのは熱射病であるが、摂取する事で、その予防効果が期待される、素早く体温を冷ましてくれる食品に、アイスクリームなどの氷菓子の類がある。。
私は専ら、「ガリガリ君」にお世話になっているのだが、近年は、関東地方においてもポピュラーな存在となった「白熊(白くま、しろくま)」も大好きな氷菓子のひとつだ。。

だいぶ以前、宿泊先の博多にて、日中の暑さが抜け切らない、茹だる様な夏の夜の、中洲のコンビニで、偶然、目に留まったカップ入りかき氷。。
カップには、「九州名物」と書かれている。。見ためは所謂「みぞれ」のようだが、異なる点といえば、細かくカットされたフルーツがころころ入っている。あまりに細切れのフルーツによって若干、チープさを漂わせながらも、見ためも楽しいものだった。。
それを試しに買って食べて以来、練乳がアクセントとなった、素朴なさっぱりした味わいのファンになったのだが、当時は、こちらに帰ってきても、コンビニなどには置いてわなく、淋しい思いをしたものである。

博多で初めて食べてから、暫くは、「白くま」は、博多の名物だと思っていた。。
私が誤解した理由は、そのとき買い求めた「九州名物」と表記された「しろくま」が、久留米市に本拠を置く、丸永製菓の商品だったからである。
ともかく、白くま(しろくま、南国白くま、白熊、と各メーカーによって名称は若干異なる)が、のちのち様々なメディアで採り上げられたことによって、その発祥の地が、鹿児島であることを聞及んだ。。
白くま、という名前の由来は、幾つかあるようだ。こういったご当地ものには、よくあることである。
鹿児島の有名店、「天文館むじゃき」の「白熊」は、自身のホームページでも、「氷白熊(しろくまの別称)の本家」と謳っており、夏ともなれば、開店すぐに行列が出来る店である。
いつか、食べたいと思っていたところ、今回、その機会に恵まれた。私が行ったのは、鹿児島中央駅アミュプラザ店だったが、行列は、出来ており、案の定、店内に入るまでに、小1時間は軽く待ったwww
待つことが、元来苦手な私は、待たされる余り、ただ、かき氷を食う、という謂わば「下らない、とるに足らない目的」の為に、このような行列に加わる自分を恥じた。。

途中、何度か、よそうか、とも脳裏を過ぎったが、考えてみれば、この「天文館むじゃきの白熊を、並んで食う」という、自分にとって、あまり重要でない事柄を、ここで断念したところで、言ってしまえば、是までの「下らない、とるに足らない」自分の生き様凡てが、最早、劇的に改変される訳でもない、と思いなおし、素直にその行列の中に紛れていたのである。。
そして待ちに待った挙句の果てに、遂に目前に現われたのが、この一品である。。( ´∀`)
↓↓↓
むじゃき白くま70











これで、値段は690円程だが、量も半端ない。。ものすごいボリュームだ。。( ´∀`)
運ばれてきたときは、この量と、盛りだくさんのフルーツのトッピングの圧倒的な迫力にも感動した。。

(やはり、少々、待っても、正解だったのだ・・)と、それまでの、ある種の虚しさと、やりどころの無い苛立ちが、あっという間に雲散霧消していくのが解った。。
完成されたもの、のみが放つ、ある種の凄みから、私は箸(スプーン)をつけられないでいた。。このままでは、緩やかに、徐々に、しかし確実に、白熊は溶けてゆくだろう、ことは想像に難からない。

(いかん、食べなければ・・・、これまでの全てが台無しになってしまうだろう・・・)
意を決して、一口、食べると、やはりカップ入りかき氷などとは、氷のきめが違う。。この様なきめ細かい氷は、やはり、密度の濃い氷を使用できる、こういった店舗でなくては、食べられない。。
そして、これでもか、と言わんばかりに、たっぷりとかけられた練乳。そして色とりどりの、フルーツその他のトッピング類。。カットされた西瓜は夏を感じさせ、メロンはリッチさを醸し出しw干しぶどうや、プルーンといったドライフルーツは冷たくなりすぎた口への箸休めとなる。。
むじゃき白くま9








隣の席では、やはり長時間待たされ、ようやく入店する頃にわ、自分が連れていた子供よりも、態度が悪くなっていたw化粧の濃いヤンママも、テーブルに運ばれてきた白熊の、この圧倒的な存在感に我を忘れ、スマホで激写し続け、おそらく、メインは子供の為に注文したであろうそれを、子供そっちのけで、わいのわいの言いながら、己のみ、食べ進んでいたww

大満足と限りない充足感を得た白熊ではあったが、さいごのほうは、案の定、液状化し、短時間に氷水を無理やり飲んだ状態で、次第に頭がキーンとしてきた。。。
鹿児島滞在中、別の日に、移動販売車で売られていた「むじゃきハンディタイプ」を注文してみたが、こちらのほうが、値段も安く(490円くらいだった)、食べやすく、気に入った。。
むじゃき白くまハンディタイプ








こうして、いったん「白くま」づいてしまったwww自分は、最早、歯止めがきかなくなりwwww行った先々で、白くまを食べまくった。。これには、氷菓子自体が、比較的値段が安いという事実も手伝っていたのはゆうまでもない。↓↓
9ロイヤル白熊



















4セイカ白くま



















きわめつけは、氷菓子ならなんでも良い、との境地に変貌し、遂に「蜜しぐれ」にも、手を延ばしてしまったことだったww↓↓
5蜜しぐれ



















ばかに暑い鹿児島の気温も手伝って、気軽に清涼感を得られ、さっぱりするこの手のものを食べすぎた挙句、終いにはお腹がゆるくなってしまったのだった。。
昔人曰く、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」とは、孔子であったか、よく言ったものだが、まさに真理のひとつには違いないことを、こんかいの旅にて私は実感した。。。